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山口伊太郎氏　
手織本金引箔地葡萄唐草文唐織袋帯

山口伊太郎氏は
西陣の紋織物制作の第一人者。
「紫紘」株式会社創業者でもあり、
18歳で西陣高級帯地製造・卸売業を創業。
伊太郎氏が70歳のときに後世に残したい仕事として始めた「源氏物語絵巻」を織物で表現するという研究は、
徳川美術館、五島美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻」を参考に、織物による絵画表現の可能性を追求しようと、
斬新な技法を数限りなく生み出し、
2008年伊太郎氏が105歳で亡くなった翌年に4巻全て織り上がりました。

生前の山口伊太郎の意向により、
19世紀にフランスより渡った技術によって
西陣の発展が促されたことに感謝の意をこめて、
「源氏物語錦織絵巻全4巻」はフランスに寄贈され、
ギメ東洋美術館に収蔵されています。

義父が創業してからしばらくして
伊太郎氏と知り合い、
いろいろな帯を織って頂いたうちの一本が
写真の袋帯です。
もちろんネームを入れて織って頂きました。

伊太郎氏のファンは全国にたくさんいらっしゃいますが、
糸から染め上げる妥協のない深みのある
冴えた色合い、斬新なデザイン、織りの技法、全てが素晴らしく、私もファンの1人です。

眺めていると帯の中から
フワッと柄が飛び出てきそうな
立体感のある美しく、心が豊かになる帯ばかりです。
伊太郎氏の帯は他にもいろいろございます。

是非、本物の素晴らしい帯を間近でお手に取ってご覧下さいませ。
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◇袋帯逸品会

とき　　　3月29日(金)〜4月16日(火)
　　　　　　※4月10日(水)は
　　　　　　　　お休みさせて頂きます。

ところ　　創作京呉服　多かはし二階展示場

出品品目　カジュアルからフォーマル袋帯全般

※期間中は商品の一割引、帯芯、仕立て代を
　特別にサービスさせて頂きます。

豊富に取り揃えております袋帯を
お手に取ってご覧頂ける展示会でございますので、
是非この機会にお出かけ下さいませ。
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